ご挨拶
第120回日本医史学会総会・学術大会の開催にあたって
会長 山内 一信

医史学を学ぶ大きな理由は先人たちが私たちに何を伝えたいのかを推し量り、我々の医学へのあり方を学びたいと思うからであります。シンポジウムでは何人かの偉大な先人たちを選び、彼らが現代に何を語り何を伝えたいかを明らかにしたいと思います。市民公開講座では「変わりゆく疾病像とその対応」をテーマにして健康長寿社会をもたらした医学の進歩を明らかにし、新たな問題にどう対処してゆくかを明らかにしたいと思っております。展示では医学会総会医史学展示の内容をさらにコンパクトにまとめて展示をする予定であります。
名古屋は『泰西本草名疏』を著した伊藤圭介、漢方医学の発展に貢献した浅井家を生んだ土地でもありますし、さらに最近では医学生理学賞ではないにしても、何人ものノーベル賞受賞者を生んだ土地柄でもあります。そんなことからこの名古屋、愛知あるいは東海の医療文化圏についても明らかにしたいと思っております。
ぜひたくさんの方がこの医史学会総会・学術大会に参加され、医史学について大いに議論、討論し、少しでも私たちの生き方に役にたつことができる機会になればうれしく思います。たくさんの方々のご参加をお待ちいたしております。
プログラム
特別企画
学術大会 | 5月18日(土)・19日(日) |
---|---|
会員総会 | 5月18日(土) 11:40〜12:10 |
会員懇親会 | 5月18日(土) 19:00〜 名鉄グランドホテル |
理事長講演「医史学が解き明かしたこと、物語ること」 演者: 坂井建雄 |
5月18日(土) 13:00〜13:50 |
特別講演I「川原病(球脊髄性筋萎縮症)―名古屋における記載、病態、治療の研究史―」 演者: 髙橋 昭 |
5月18日(土) 13:50〜14:40 |
特別講演II「韓国医史学の歩みと展望」 演者: 申 榮全 |
5月19日(日) 11:30〜12:30 |
シンポジウム「医史学の新たな展望 ―健康長寿社会を拓いた先哲から学ぶ―」 座長: 川嶌眞人 演者: 渡部幹夫、土手健太郎、山内一信、都倉武之 |
5月18日(土) 17:00〜18:30 |
市民公開講座「移り行く疾病像とその社会医学的対応」 座長: 青木國雄 演者: 八谷 寛、上田龍三、松尾恵太郎 |
5月19日(日) 13:30〜15:10 |
教育講演I(日本医療・病院管理学会 共同企画)「日本の病院史(通史)編纂から解ってきたこと」 演者: 福永 肇 |
5月18日(土) 12:15〜12:55 |
教育講演II(市民公開講座)「ノーベル賞と名古屋大学」 演者: 辻 篤子 |
5月19日(日) 15:20〜15:40 |
展示「医学会総会2019 医史学展示資料(一部)」・「後藤新平」 | 両日(展示) |
プログラム全体(一般演題含)はこちらからご覧ください
市民公開講座
第120回日本医史学会総会・学術大会では、市民公開講座を開催いたします。
日 時: 令和元年(2019年)5月19日(日)午後1時30分~3時40分 (午後1時開場)
会 場: ウインクあいち 小ホール1(5階)
参加費: 無料(市民公開講座のみ)
参加ご希望の方は、当日会場(ウインクあいち 5階 小ホール1)まで直接お越し下さい。13時に開場いたします。なお、参加ご希望の方が多数の場合は、お断りする場合もございます。予めご了承ください。また、市民公開講座以外の学会プログラムへの参加には、参加費が必要となります。
市民公開講座「移り行く疾病像とその社会医学的対応」 座長: 青木國雄 肥満に関連する疾病の増加と対策 八谷 寛 がん治療薬開発の歩みと将来展望 上田 龍三 がんリスク要因としての遺伝子に関して 松尾恵太郎 |
5月19日(日) 13:30〜15:10 |
---|---|
教育講演II(市民公開講座)「ノーベル賞と名古屋大学」 座長: 伊藤泰広 演者: 辻 篤子 |
5月19日(日) 15:20〜15:40 |
参加者の方へ
当日受付(午前8時30分~)
- 事前にお申し込みされました方も、当日は受付にお越しください。
- 当日参加申し込みをされる方は、参加費や懇親会費などを現金にてご用意下さい。
参加費(事前参加申し込みは終了いたしました 当日受付にてお申し込みください)
参加費 | 8,000円(一般) |
---|---|
会員懇親会費 | 7,000円(一般) |
記念写真代(郵送料込) | 1,000円 |
弁当代(各日)*当日のお申し込みはできません | 1,000円 |
会員の方は、2018年12月発行の日本医史学会誌に同送される払込取扱票をご利用のうえ、お申し込み下さい。
非会員の方は、下記までお振り込みのうえ、登録フォームに入力してください。
お振り込み先
ゆうちょ銀行からお振り込みされる場合
記号番号: 00880-6-189133
名 称: 第120回日本医史学会総会
ゆうちょ銀行以外からお振り込みされる場合
ゆうちょ銀行
店 名: 〇八九(ゼロハチキュウ)
種 目: 当座
口座番号: 0189133
名 称: 第120回日本医史学会総会
演者・座長の方へ
一般演題発表
(1) 一般口演の時間は10分、質疑応答は2分です。時間厳守でお願いいたします。
(2) 発表時間9分で初鈴を鳴らします。10分の第2鈴で発表を終了して下さい。演台上のランプと時間表示もご活用下さい。
(3) 演者は発表の開始・終了など、座長の指示に従って下さい。
(4) 演者は自演題の2題前には発表会場に入り、次演者は次演者席で待機して下さい。
(5) 当日配付資料がある場合は、120部程度ご用意願います。配布後の残部は会場入り口に講演順に配置いたします。講演終了後の残部は各自の責任で回収して下さい。当日配付資料の現地事務局での印刷・増刷には応じかねますのでご了承下さい。
(6) 映像呈示はすべてパワーポイントプレゼンテーションで行っていただきます。スライドやOHPは使用できませんのでご注意下さい。
(7) 発表においてパワーポイントを利用する場合には、ご発表の60分前(朝一番のセッションは30分前)までにPC受付にお越し下さいますようお願いいたします。その際にはパワーポイントファイルをご持参ください。
座長(一般演題)
(1) 担当セッション開始予定時刻の15分前までに会場内前方の「次座長席」にご着席下さい。
(2) 延長は他のセッションや懇親会などの行事の進行に影響を及ぼしますので時間厳守にて進行をお願いいたします。
(3) 計測するのは発表時間のみとなっておりますので、質疑の時間については調節をお願いいたします。
特別企画(特別講演、シンポジウム等)の座長・演者
詳細については、企画担当者よりご説明申し上げます。
会場へのアクセス
JR名古屋駅桜通口から
ミッドランドスクエア方面 徒歩5分
ユニモール地下街 5番出口 徒歩2分 名駅地下街サンロードからミッドランドスクエア、マルケイ観光ビル、名古屋クロスコートタワーを経由 徒歩8分
関連情報
開催概要
第120回日本医史学会総会・学術大会 開催概要
テーマ | 医史学の新たな展望 健康長寿社会を拓いた先哲から学ぶ |
---|---|
会 期 | 令和元年(2019年)5月18日(土)・ 19日(日) |
会 場 | 愛知県産業労働センター ウインクあいち 小ホール1・2(5階) |
会 長 | 山内 一信(名古屋大学 名誉教授/藤田医科大学 名誉教授/医療法人康誠会 東員病院 院長) |
後 援 | 浅井国幹顕彰会、伊藤圭介文書研究会、名古屋医史談話会、愛知県医師会 |
協 賛 | ワイリー・ジャパン |
運営体制
学術大会長 | 山内 一信 (医療法人康誠会 東員病院 院長、名古屋大学 名誉教授、藤田医科大学 名誉教授) |
---|---|
顧問 | 青木 國雄 (名古屋大学 名誉教授) 髙橋 昭 (名古屋大学 名誉教授) |
プログラム委員長 | 橋本 明 (愛知県立大学 教育福祉学部) |
実行委員長 | 加藤 憲 (愛知淑徳大学 健康医療科学部) |
運営委員 | 伊藤 泰広 (トヨタ記念病院 神経内科) 蒲生 英博 (名古屋大学 大学文書資料室) 黒野 伸子 (岡崎女子短期大学) 直江 千寿子(名古屋大学 附属図書館医学部分館) 野尻 佳与子(奈良女子大学大学院 人間文化研究科) 村田 幸則 (藤田医科大学 医療科学部) |
運営事務局
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
藤田医科大学 医療科学部 医療経営情報学科 6号館510号
電子メール: jsmh120-office<at_mark>umin.ac.jp * <at_mark>を@に変更してくださいFAX: 050-3488-1865